「ないものは造る」という理念
私たちは、既成概念にとらわれず、
必要な機械や製造工程、金型や治工具、さらには生産機や組み立て機械に至るまで、
図面から自社で設計・製作する体制を確立してきました。
この「自社製作」こそが、常に世界最新の製造設備を整え、他社との差別化を図る当社の最大の強みです。
日本初の冷間圧造ナットフォーマー
当社は世界に先駆けて冷間圧造ナットの製造に取り組み、1951年には日本で最初の圧造ナットの商品化を実現しました。
海外の機械カタログから仕組みを研究し、時には高額な輸入機を導入しつつも、それを参考に独自のアイデアを取り入れた「コールドナットフォーマー」を自社で設計・製作。
1964年には日本初のナットフォーマー国産化と量産化を成功させ、以来、冷間圧造技術は半世紀以上にわたり、当社の屋台骨を支える核となっています。

3点ローラー式 サタ型連続タッピング加工機
1970年に完成した「サタ型タッピングマシーン」は、当時の一般的なタッピングマシンが30個/分であったのに対し、3本ローラーの採用により120個/分という画期的な高速加工を実現しました。
長年の改良を重ね、近年(2023年時点)も旧モデルを代替する新たなサトーラシタッピングマシーンを自社開発し、生産性の向上に貢献しています。

2ローラー差速式転造盤
1977年には、当時の社長の考案により「SR転造盤(後のインラインスレッダー)」が誕生しました。
2本のローラーが異なる速度で回転することで、高い生産性とねじ精度を両立させ、20~30人分の省人化を図るなど、生産効率の大幅な向上に貢献しました。
現在も多数の自社製インラインスレッダーが稼働し、当社の主力設備の一つとして活躍しています。

エグザクタ 単能盤
特定の加工工程に特化した専用機(単能盤など)の開発にも活かされています。
量産品からF1エンジン用部品のような高精度な特殊部品まで、多種多様なねじや金属部品の加工ニーズに応えるため、最適な性能を引き出すオーダーメイドの専用機を自社で設計・製作。
これにより、多品種少量生産や短納期生産といったお客様の多様な要望に柔軟に対応できる体制を構築しています。

組立・溶接を行う専用機
ねじや部品の機能が高度化するにつれて、組立や溶接といった二次加工のニーズも高まりました。
サトーラシは、単に部品を製造するだけでなく、例えば溶接ナットやオイルジェットボルトなど、複数の部品を組み合わせるための組立・溶接を行う専用機も自社で開発・内製しています。
これにより、製品の最終形状に近い状態まで社内で一貫して加工・製造することが可能となり、お客様の求める複雑な機能部品を高品質かつ効率的に供給しています。

社内製設備のオーバーホール
当社では、50年以上にわたり稼働している自社製設備も少なくありませんが、それらを社内で定期的にメンテナンスし、オーバーホールを行うことで、常に最高の性能を維持しています。
自社で設計・製作しているため、「ブラックボックス」は一切なく、故障時には社内の技術者が迅速かつ的確に修理・調整することが可能です。
この技術は、外部依存しない安定した生産体制を支えるだけでなく、長寿命で持続可能なものづくりを実現する当社の強みとなっています。
